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厚生労働省監修【平成27年度インフルエンザQ&A】の一部をご紹介いたします。

厚生労働省監修【平成27年度インフルエンザQ&A】の一部をご紹介いたします。
≪インフルエンザ総論≫
Q1 インフルエンザと普通の風邪はどう違うのですか?
A  普通の風邪の多くは、のどの痛み、鼻汁、くしゃみや咳等の症状が中心で重症化することはあまりありません。
   一方、インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛等全身の症状が突然現れます。併せて、普通の風邪と同じように、のどの痛み、鼻汁、咳等の症状も見られます。

Q2 インフルエンザはいつ流行するのですか
A  例年12月~3月頃に流行します。   

≪インフルエンザの予防・治療について≫
Q9 インフルエンザにかからないためにはどうすればよいですか?  
A 1)流行前のワクチン接種
  2)飛沫感染対策としての咳エチケット 
     ①普段から皆が咳エチケットやくしゃみを他の人に向けて発しないこと
     ②咳やくしゃみが出るときはできるだけマスクをすること
     ③手のひらで咳やくしゃみを受け止めた時はすぐに手を洗うこと 等
      ※飛沫感染対策ではマスクは重要ですが、感染者がマスクをする方が、感染を抑える効果は高いと言われています。
  3)外出後の手洗い等
     →インフルエンザに限らず、接触感染を感染経路とする感染症対策の基本です。
      インフルエンザウイルスはアルコール製剤による手指衛生も効果があります。
  4)適度な湿度の保持
     →加湿器などを使って適度な湿度(50~60%)を保つことも効果的です。
  5)十分な休養とバランスのとれた栄養摂取
  6)人混みや繁華街への外出を控える
     →御高齢の方や基礎疾患のある方、妊婦、疲労気味、睡眠不足の方は特に要注意

Q10 インフルエンザにかかったらどうすればよいのでしょうか?
A  ①早めに医療機関を受診しましょう。
   ②安静にして休養をとりましょう。特に、睡眠を十分にとることが大切です。
   ③水分を十分に補給しましょう。お茶でもスープでも飲みたいもので結構です。
   ④咳やくしゃみ等の症状のある時は、周りの方へうつさないために、不織布製マスクを着用しましょう。
   ⑤人混みや繁華街への外出を控え、無理をして学校や職場等に行かないようにしましょう。
   ※小児・未成年者では、インフルエンザの罹患により、急に走り出す、部屋から飛び出そうとする、ウロウロと
    歩き回る等の異常行動を起こすおそれがあるので、自宅において療養を行う場合、少なくとも発症から2日間、
    小児・未成年者が一人にならないよう配慮しましょう。

Q11 インフルエンザの治療薬にはどのようなものがありますか?
A  インフルエンザに対する治療薬としては、下記の抗インフルエンザウイルス薬があります。
   ・タミフル
   ・リレンザ
   ・シンメトレル等
   ・ラピアクタ
   ・イナビル
  ただし、その効果はインフルエンザの症状が出始めてからの時間や病状により異なりますので、使用する・しないは医師の判断になります。
  抗インフルエンザウイルス薬の服用を適切な時期(発症から48時間以内)に開始すると、発熱期間は通常1~2日間短縮され、鼻やのどからのウイルス排出量も減少します。なお、症状が出てから2日(48時間)以降に服用を開始した場合、十分な効果は期待できません。効果的な使用のためには用法、用量、期間(服用する日数)を守ることが重要です。

Q17 インフルエンザにかかったら、どのくらいの期間外出を控えればよいのでしょうか?
A  一般的に、インフルエンザ発症前日から発症後3~7日は鼻やのどからウイルスを排出すると言われています。
   そのためにウイルスを排出している間は、外出を控える必要があります。   
   参考までに、現在、学校保健安全法(昭和33年法律第56号)では「発症した後5日を経過し、かつ解熱した後2日(幼児にあっては3日)を経過するまで」をインフルエンザによる出席停止期間としています。(ただし、症状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めたときは、この限りではありません)
 
≪インフルエンザワクチンの接種について≫
Q18 ワクチン接種を受けたのに、インフルエンザにかかったことがあるのですが、ワクチンは効果があるのですか?
A  インフルエンザウイルスが口や鼻から体の中に入り、細胞に侵入して増殖することを[感染]といい、これを完全に抑える働きはありません。ウイルスが増えると、数日の潜伏期間を経て、発熱やのどの痛み等のインフルエンザの症状がおこり[発症]します。ワクチンには発症を抑える効果が一定程認められます。
    また、インフルエンザが重症化することで起こる肺炎や脳症等の重い合併症が現れ、入院治療を必要とされたり死亡される方もいます。インフルエンザワクチンの最も大きな効果は、この重症化を予防する効果です。
   (インフルエンザワクチンは、接種すればインフルエンザに絶対かからない、というものではありませんが、ある程度の発症を阻止する効果があり、またたとえかかっても症状が重くなることを阻止する効果があります。
    ただし、この効果も100%ではないことに御留意ください。)

Q19 昨年ワクチンの接種を受けましたが今年も受けた方が良いでしょうか?
A  インフルエンザワクチンは、そのシーズンに流行が予想されるウイルスに合わせて製造されています。
   このため、インフルエンザの予防に充分な免疫を保つためには、毎年インフルエンザワクチンの接種を受けた方がよい、と考えられます。

Q22 インフルエンザワクチンの接種はいつ頃受けるのがよいですか? 
A  ワクチン接種による効果が出現するまでに2週間程度を要することから、毎年12月中旬までにワクチン接種を終えることが望ましいと考えられます。
 
尚、さらに詳しくお知りになりたい方は、厚生労働省のホームページをご覧下さい。